【専門家が監修】日やけ止めの選び方を徹底解説|シーン・肌タイプ・種類別であなたにぴったりの1本が見つかる

【専門家が監修】日やけ止めの選び方を徹底解説|シーン・肌タイプ・種類別であなたにぴったりの1本が見つかる
「日やけ止めを買いたいけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない」と感じたことはありませんか。SPFやPAの数値の意味、肌タイプに合った処方の違いなど、日やけ止めの選び方には意外と知っておきたいポイントがたくさんあります。特に50代以降の肌は乾燥しやすく、紫外線ダメージもたまりやすいため、ただ数値が高いものを選ぶだけでは肌に負担をかけてしまうことも。
この記事では、SPFとPAの基本的な違いからシーン別の使い分け、肌タイプ別の選び方、そして効果を引き出す正しい塗り方まで、日やけ止めの選び方を徹底的に解説します。毎日の紫外線対策を見直して、自分にぴったりの一本を見つけましょう。
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ドクターリセラ株式会社 リセラダイレクト事業部 コンテンツ企画・薬機法管理 (元パーソナルビューティーアドバイザー) 湯浅 朋子 |
PBA(パーソナル・ビューティー・アドバイザー)としてお客様対応を経験後、販促物の企画、お客様インタビューの取材・編集やイメージ撮影のディレクションを担当。現在は会報誌や肌活ナビの企画・執筆のほか、薬機法管理にも携わる。
日やけ止めの選び方の基本

日やけ止めを選ぶうえで、まず理解しておきたいのがSPFとPAという2つの基準です。どちらも紫外線から肌を守る力を示していますが、防ぐ紫外線の種類が異なります。この違いを正しく知ることが、自分に合った日やけ止めの選び方の第一歩です。
SPFが防ぐUVBとは
SPFとは「Sun Protection Factor」の略で、主に肌が赤くなる日やけ(サンバーン)を引き起こすUVBを防ぐ力の目安です。数値が大きいほどUVBに対する守る力が高いことを意味しています。たとえばSPF30の場合、何も塗らない状態と比べて日やけが始まるまでの時間を約30倍に延ばせる目安となります。
ただし、数値が高いほど肌への負担も大きくなる傾向があります。日常生活であればSPF30程度で十分なケースも多いため、生活シーンに合わせた数値選びが大切です。
PAが防ぐUVAとは
PAは「Protection Grade of UVA」の略で、肌の奥深くまで届き、ハリ不足やくすみの原因となるUVAに対する守る力を示しています。PA+からPA++++までの4段階で表され、+の数が多いほどUVAへの防御効果が高くなります。
UVAは窓ガラスも通過するため、室内にいても油断は禁物です。在宅で過ごす日でもPA値の高い日やけ止めを選ぶことで、知らず知らずのうちにたまる紫外線ダメージから肌を守ることができます。
以下の表で、SPFとPAの違いを整理しておきましょう。
| 項目 | SPF | PA |
|---|---|---|
| 防ぐ紫外線 | UVB(短い波長の紫外線) | UVA(長い波長の紫外線) |
| 肌への影響 | 赤くなる日やけ(サンバーン) | ハリ不足やくすみの原因 |
| 表示方法 | 数値(2〜50+) | +の数(+〜++++) |
| 数値の見方 | 高いほどUVBを防ぐ力が高い | +が多いほどUVAを防ぐ力が高い |
このように、SPFとPAはそれぞれ異なる紫外線に対応しています。どちらか一方だけでなく、両方のバランスを見て選ぶことが、日やけ止めの選び方の基本です。
数値が高いほど良いは誤解
「とにかくSPF50+、PA++++を選んでおけば安心」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、数値が高い日やけ止めは紫外線を防ぐ成分が入っている量が多くなるため、肌への負担も大きくなりがちです。
特に乾燥が気になる年代の肌には、シーンに合わせて数値を使い分けることが肌を守る賢い選び方になります。買い物や散歩程度の外出であればSPF30、PA+++程度で十分ですし、長時間の屋外レジャーにはSPF50+、PA++++を選ぶなど、柔軟に対応しましょう。

シーン別の日やけ止めの選び方

日やけ止めの選び方で大切なのは、自分の生活シーンに合った数値を選ぶことです。高すぎる数値は肌への負担になり、逆に数値が低すぎると十分な紫外線対策ができません。ここでは、日常生活・屋外レジャー・在宅時の3つのシーンに分けて、それぞれに適したSPFとPA値の目安をご紹介します。
日常生活での選び方
通勤や買い物、お子さんやお孫さんの送迎など、日常的な外出であればSPF30、PA+++程度の日やけ止めがおすすめです。この数値であれば肌への負担を抑えながら、日常的な紫外線からしっかり肌を守ることができます。
毎日使うものだからこそ、肌にやさしい処方で無理なく続けられるものを選ぶことが、長期的な紫外線対策のカギになります。
屋外レジャーでの選び方
ガーデニングやウォーキング、旅行など長時間屋外で過ごす日には、SPF50+、PA++++の日やけ止めを選びましょう。海や山など紫外線の強い場所では、水や汗に強い耐水タイプ(ウォータープルーフ)を選ぶとさらに安心です。
ただし、耐水タイプであっても汗や摩擦で落ちてしまうため、2時間を目安にこまめな塗り直しが必要です。持ち運びしやすいスプレータイプやスティックタイプを持ち歩くと、外出先でも手軽に塗り直すことができます。
在宅時でも油断しない選び方
「家にいるから日やけ止めは塗らなくても大丈夫」と思いがちですが、UVAは窓ガラスを通過して室内にも届きます。窓際で過ごす時間が長い方や、洗濯物を干す際に紫外線を浴びる機会がある方は、在宅時でもPA値の高い日やけ止めを選ぶことをおすすめします。
在宅時はSPF20〜30、PA+++程度の軽い使用感のものでも十分です。毎朝のスキンケアの仕上げに日やけ止めを塗る習慣をつけましょう。
シーン別の日やけ止めの選び方の目安を、以下の表にまとめました。
| シーン | SPFの目安 | PAの目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 日常生活(買い物・散歩) | SPF30程度 | PA+++ | 肌にやさしい処方を選ぶ |
| 屋外レジャー(旅行・スポーツ) | SPF50+ | PA++++ | 耐水タイプで2時間ごとに塗り直し |
| 在宅時(室内) | SPF20〜30 | PA+++ | 軽い使用感のものを朝のケアに |
このように、シーンごとに日やけ止めを使い分けることで、肌への負担を抑えながら効果的な紫外線対策ができます。複数の日やけ止めを用途に応じて揃えておくと便利です。

肌タイプ別の日やけ止めの選び方

日やけ止めの選び方は、SPFやPAの数値だけでなく、自分の肌タイプに合った処方を選ぶことも重要です。特に50代以降は肌の乾燥が進みやすく、合わない日やけ止めを使うと肌トラブルの原因になることもあります。ここでは、代表的な肌タイプ別に選ぶポイントを解説します。
乾燥肌の方の選び方
乾燥肌の方は、ヒアルロン酸やセラミド、スクワランなどの保湿成分が配合された日やけ止めを選ぶことで、紫外線対策をしながらうるおいを保つことができます。日やけ止めの中にはアルコール(エタノール)が配合されているものもありますが、アルコールは蒸発するときに肌の水分を奪いやすいため、乾燥が気になる方はアルコールフリーのものがおすすめです。
美容液やジェルなどの保湿アイテムでしっかりうるおいを与えた後に日やけ止めを塗ると、より乾燥を防ぎやすくなります。毎日のクレンジングで汚れや日やけ止めの残りをきちんと落とすことも、乾燥肌のケアには欠かせません。
敏感肌の方の選び方
敏感肌の方は、紫外線吸収剤(ケミカル)ではなく紫外線散乱剤(ノンケミカル)を中心とした日やけ止めを選ぶとよいでしょう。紫外線吸収剤は化学反応によって紫外線を防ぐため、肌への刺激を感じやすい方もいます。一方、紫外線散乱剤は酸化亜鉛や酸化チタンなどの成分が紫外線を物理的にはね返すため、肌への負担が少ない傾向があります。
さらに、以下のポイントもチェックしましょう。
- ノンケミカル(紫外線散乱剤)処方であること
- アルコールフリー・無香料・無着色であること
- パッチテスト済みやアレルギーテスト済みの表記があること
- 使用前に自分の肌でパッチテストを行うこと
初めて使う日やけ止めは、腕の内側など目立たない部分に少量を塗って24時間様子を見るパッチテストを行うと安心です。
脂性肌の方の選び方
皮脂が出やすい脂性肌の方は、ジェルタイプやローションタイプなど軽い使用感の日やけ止めがおすすめです。ベタつきが少なく、さらっとした仕上がりのものを選ぶことで、テカリやメイク崩れを防ぐことができます。
また、毛穴が詰まりにくい「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記のある製品を選ぶと、肌トラブルのリスクを減らしやすくなります。オイルフリー処方のものも、脂性肌の方には使いやすいでしょう。
各肌タイプに合った日やけ止めの選び方のポイントを以下の表にまとめました。
| 肌タイプ | おすすめの処方 | 注意するポイント |
|---|---|---|
| 乾燥肌 | 保湿成分配合・アルコールフリー | スキンケアでうるおい補給後に使用 |
| 敏感肌 | ノンケミカル・低刺激・無香料 | パッチテストを事前に実施 |
| 脂性肌 | ジェル・ローション・オイルフリー | ノンコメドジェニック表記を確認 |
自分の肌タイプを正しく把握し、それに合った日やけ止めを選ぶことで、紫外線対策と肌への負担軽減を両立させることができます。

日やけ止めのタイプ(種類)での選び方

日やけ止めにはクリーム、ジェル、ローション、スプレーなどさまざまなタイプがあります。種類によって使用感や塗りやすさが異なるため、目的やシーンに合わせた日やけ止めの選び方を知っておくと便利です。ここでは代表的なタイプの特徴とおすすめの使い方を解説します。
クリームタイプの特徴
クリームタイプは保湿力が高く、乾燥が気になる方やしっかりと紫外線を防ぎたいシーンにおすすめです。肌にしっかり密着するため、ムラになりにくく均一に塗りやすいのが特長です。
ただし、少し重めの質感なため、ベタつきが苦手な方や暑い季節には負担に感じることがあるかもしれません。お出かけ前にしっかり塗り込み、肌になじませてから次のステップに進みましょう。
ジェル・ローションタイプの特徴
ジェルタイプやローションタイプは、みずみずしい軽い使用感が魅力です。伸びが良いため広範囲にさっと塗ることができ、ボディにも使いやすいタイプです。ベタつきが少ないため、日常使いの日やけ止めとして人気があります。
ただし、クリームタイプに比べると密着力がやや弱い傾向があるため、こまめな塗り直しを心がけるとよいでしょう。
スプレー・スティックタイプの特徴
スプレータイプやスティックタイプは、手を汚さずに塗り直しができる手軽さが大きなメリットです。外出先やメイクの上からでもサッと使えるため、塗り直し用として持ち歩くのにおすすめです。
ただし、スプレータイプは塗りムラが起きやすいため、最初のひと塗りにはクリームやジェルなどを使い、スプレーは塗り直し用として組み合わせて使うとより効果的です。
それぞれのタイプの特徴を比較すると、以下のようになります。
- クリームタイプ → 保湿力が高く密着性に優れ、乾燥肌の方や高い紫外線防御が必要なシーンに
- ジェル・ローションタイプ → 軽い使用感で伸びが良く、日常使いやボディに
- スプレー・スティックタイプ → 手軽に塗り直しができ、外出時の携帯用に
種類の特性を理解して使い分けることで、日やけ止めの効果をより引き出すことができます。メインとサブの2つを揃えておくと、あらゆるシーンに対応しやすくなるでしょう。

日やけ止めの選び方と正しい塗り方

せっかく自分に合った日やけ止めを選んでも、塗り方が間違っていては十分な紫外線対策ができません。ここでは、日やけ止めの選び方と合わせて覚えておきたい、効果を引き出す正しい塗り方と塗り直しのコツを解説します。
塗る量と塗り方のコツ
日やけ止めの効果は、十分な量を塗って初めて発揮されます。顔に塗る場合は、使用製品により異なるため、各製品の推奨量を参考にしてください。少ないと感じる方もいるかもしれませんが、推奨量よりも少なくなると紫外線を防ぐ効果が大幅に低下してしまいます。
額・両頬・鼻・あごの5点に分けて置いてから、内側から外側に向かってムラなく広げるのがきれいに塗るコツです。一度にたっぷり塗るのではなく、薄く2回に分けて重ね塗りすると、より均一に仕上がります。
塗り忘れやすい部位に注意
日やけ止めを塗る際に意外と見落としがちな部位があります。以下の部位は特に塗り忘れやすいため、意識してケアしましょう。
- 耳(耳たぶ・耳の裏側)
- こめかみ・髪の生え際
- 首の後ろ・デコルテ
- 手の甲・足の甲
これらの部位は衣服で隠れにくく、紫外線を浴びやすい場所です。顔だけでなく露出している肌全体にまんべんなく塗ることで、ムラのない紫外線対策が可能になります。
塗り直しのタイミング
日やけ止めは一度塗れば終わりではありません。汗や皮脂、摩擦によって徐々に落ちてしまうため、2時間を目安にこまめに塗り直すことが重要です。特に屋外で長時間過ごす場合は、時間を決めて塗り直す習慣をつけましょう。
メイクの上から塗り直したい場合は、スプレータイプやパウダータイプの日やけ止めが便利です。ティッシュで軽く皮脂を押さえてから塗り直すと、ヨレにくくきれいに仕上がります。
クレンジングでの落とし方
日やけ止めを使った日は、毎日のクレンジングで丁寧に落とすことが大切です。特にウォータープルーフタイプやSPF値の高い日やけ止めは、通常の洗顔だけでは落としきれないことがあります。メイクをしていない日でも、日やけ止めを塗った日はクレンジングを行いましょう。
肌に日やけ止めの成分が残ったままだと、毛穴詰まりや肌荒れの原因になる可能性があります。クレンジングで汚れや皮脂をしっかり落とし、その後のスキンケアで保湿をすることで、肌の健やかさを保つことができます。

よくある質問
日やけ止めの選び方について、読者の方からよくいただく疑問をまとめました。
SPFとPAはそれぞれ異なる種類の紫外線を防ぐ基準のため、どちらか一方ではなく両方のバランスを見て選ぶことが大切です。日常生活ではSPF30、PA+++程度、屋外レジャーではSPF50+、PA++++を目安にしてください。
敏感肌の方でも、紫外線散乱剤(ノンケミカル)が中心で、アルコールフリー・無香料の低刺激処方のものを選べば毎日使うことができます。心配な場合は使用前にパッチテストを行い、肌に合うか確認してから使いましょう。
日やけ止めは汗や皮脂、摩擦によって徐々に落ちてしまうため、2時間を目安にこまめな塗り直しがすすめられています。特に屋外で過ごす時間が長い日は、意識的に塗り直すことで紫外線を防ぐ効果を維持できます。
ケミカル(紫外線吸収剤)は化学反応で紫外線を吸収して防ぐタイプで、軽い使用感が特長です。ノンケミカル(紫外線散乱剤)は酸化亜鉛や酸化チタンで紫外線を物理的にはね返すタイプで、肌への負担が少ない傾向があります。敏感肌の方にはノンケミカルタイプがおすすめです。
まとめ
日やけ止めの選び方は、SPFとPAの数値の意味を正しく理解することから始まります。SPFはUVBによるサンバーンを、PAはUVAによるハリ不足やくすみの原因を防ぐ目安であり、両方のバランスを見て選ぶことが大切です。
さらに、生活シーンに合わせた数値の使い分けや、自分の肌タイプに合った処方の選択が、肌への負担を抑えた効果的な紫外線対策につながります。日常生活用、レジャー用など複数を揃えて使い分けることで、毎日の紫外線ケアをより快適に続けられるでしょう。
正しい塗り方と塗り直し、そして毎日のクレンジングでしっかり落とすことまでを一連のケアとして取り入れ、紫外線に負けない健やかな肌を目指ましょう。
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