朝のメイク前、日焼け止めと化粧下地はどちらを先に塗るべきか迷ったことはありませんか。順番を間違えると紫外線を防ぐ力が弱まったり、メイクが崩れやすくなったりすることがあります。実は、基本的には「日焼け止めが先、化粧下地が後」というルールがあり、これには肌を守りながらきれいな仕上がりを保つ理由があるのです。

この記事では、日焼け止めと化粧下地の正しい順番とその理由、崩れにくい塗り方の具体的な手順を詳しく解説します。紫外線からしっかり肌を守りつつ、美しいベースメイクを長時間キープする方法を、一緒に見ていきましょう。

監修者情報
監修者写真 ドクターリセラ株式会社
リセラダイレクト事業部
コンテンツ企画・薬機法管理
(元パーソナルビューティーアドバイザー)
湯浅 朋子
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PBA(パーソナル・ビューティー・アドバイザー)としてお客様対応を経験後、販促物の企画、お客様インタビューの取材・編集やイメージ撮影のディレクションを担当。現在は会報誌や肌活ナビの企画・執筆のほか、薬機法管理にも携わる。

日焼け止めと化粧下地を使うとき正しい順番は?

ドクターリセラのAQUA VENUS サンカットクリームを手の甲に取り出す様子

日焼け止めと化粧下地を使う際の基本的な順番は、まず日焼け止めを塗り、その後に化粧下地を重ねるという流れです。これは紫外線から肌をしっかり守りながら、メイクの仕上がりも美しく保つために推奨されている方法です。日焼け止めは肌に直接触れる層として働き、紫外線を防ぐガードの役割を果たします。

化粧下地は日焼け止めの上から塗ることで、肌の凹凸を整えたり色ムラを補正したりする役割を担います。この順番を守ることで、それぞれのアイテムが持つ働きを十分に引き出すことができるのです。逆に順番を入れ替えてしまうと、日焼け止めの効果が十分に発揮されなくなる可能性があります。

日焼け止めを先に塗る理由

紫外線から肌をしっかり守るためには、日焼け止めを肌に直接密着させることが重要だからです。日焼け止めに含まれる紫外線防止成分が肌表面にしっかりと広がることで、紫外線を効果的にブロックできます。化粧下地を先に塗ってしまうと、この密着が妨げられ、紫外線を防ぐ力が低下してしまいます。

また、化粧下地は肌とファンデーションの間に入ることで、メイクのノリを良くし、崩れにくくする働きがあります。日焼け止めの上に化粧下地を重ねることで、日焼け止めの質感による影響を抑え、なめらかなベースメイクを作ることができるのです。

化粧下地を先に塗るとどうなるの?

化粧下地を先に塗ってしまうと、日焼け止めが肌に均一に広がらず、紫外線を防ぐ効果にムラが出る恐れがあります。特に敏感肌の方やダメージを受けやすい肌質の方は、この順番を間違えることで肌トラブルのリスクが高まる可能性があります。

さらに、日焼け止めと化粧下地の成分が混ざり合うことで、メイクが崩れやすくなったり、白浮きやヨレが起きたりすることもあります。正しい順番を守ることは、美しい仕上がりと肌の健やかさを両立させるために欠かせないポイントなのです。

スキンケアからの流れ

朝のスキンケアを終えた後、肌が十分にうるおった状態で日焼け止めを塗り始めましょう。化粧水や美容液、ジェルなどのスキンケアアイテムが肌になじんでから、日焼け止めを手に取ります。スキンケアが肌に浸透※していない状態で日焼け止めを塗ると、ムラになったり崩れやすくなったりすることがあります。

スキンケアの後は少し時間を置き、肌表面が落ち着いた状態になったら日焼け止めを塗るタイミングです。その後、日焼け止めもしっかりと肌になじませてから化粧下地へと進むことで、それぞれのアイテムが本来の力を発揮できます。
※角質層まで

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日焼け止めを先に塗ることで、紫外線対策とメイクの美しさを両立できます。

日焼け止めと化粧下地のそれぞれの役割

顔に指で丁寧にクリームをなじませる女性の横顔

日焼け止めと化粧下地は、どちらもベースメイクに欠かせないアイテムですが、その役割は大きく異なります。日焼け止めの主な目的は紫外線から肌を守ることであり、化粧下地はメイクの土台を整えて仕上がりを美しくすることです。それぞれの特徴を理解することで、より効果的に使い分けることができます。

これらのアイテムを正しく使い分けることで、肌を守りながら理想的なベースメイクを実現できます。ここでは、日焼け止めと化粧下地それぞれの役割と効果について、詳しく見ていきましょう。

日焼け止めの役割

日焼け止めは、紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)から肌を守る役割を持っています。UVAは肌の奥深くまで届き、乾燥やたるみなどの原因となります。UVBは肌表面に作用し、赤みやほてりを引き起こします。日焼け止めに含まれる成分が、これらの紫外線を防ぐことで肌へのダメージを抑えます。

特に敏感肌の方やゆらぎ肌の方にとって、紫外線は肌トラブルの大きな要因となります。毎日のクレンジングと同じように、日焼け止めも季節や天候に関わらず毎日使うことで、肌の健康を長期的に守ることができるのです。

化粧下地の役割

化粧下地は、肌の凹凸や毛穴、色ムラをカバーして、ファンデーションのノリを良くする役割があります。また、皮脂や汗によるメイク崩れを防ぎ、メイクの持ちを良くする効果も期待できます。肌の表面をなめらかに整えることで、ファンデーションが均一に広がり、美しい仕上がりが長時間続きます。

さらに、化粧下地には肌色を補正する機能を持つものもあります。ピンク系は血色感を与え、グリーン系は赤みを抑え、パープル系は透明感※を演出します。自分の肌悩みに合わせて選ぶことで、ファンデーションの量を減らしながらも理想的な肌に近づけることができます。
※うるおいによる

日焼け止めと化粧下地のそれぞれの効果の違い

日焼け止めと化粧下地の違いを整理すると、より使い分けが明確になります。以下の表で、それぞれの主な効果と特徴を比較してみましょう。

項目 日焼け止め 化粧下地
主な目的 紫外線から肌を守る メイクのベースを整える
主な効果 紫外線防止、肌ダメージ予防 メイクのノリ向上、崩れ防止、色補正
塗る順番 スキンケアの後、最初に塗る 日焼け止めの後に塗る
使用場面 メイクの有無に関わらず毎日使用 メイクをする時に使用

この表からも分かるように、日焼け止めは肌を守るための必須アイテムであり、化粧下地はメイクの仕上がりを高めるためのアイテムです。両方を正しく使うことで、肌を守りながら美しいメイクを楽しむことができます。

どちらか一方だけでもいいの?

日焼け止めと化粧下地は、それぞれ異なる役割を持つため、基本的には両方使うことをおすすめします。日焼け止めだけを使う場合、メイクのノリが悪くなったり、崩れやすくなったりすることがあります。反対に化粧下地だけを使う場合、紫外線を防ぐ力が不十分になり、肌へのダメージが蓄積する恐れがあります。

ただし、紫外線を防ぐ力を持つ化粧下地や、化粧下地機能を兼ね備えた日焼け止めなど、一つで両方の役割を果たす製品もあります。このような製品を使う場合は、一つで済ませることも可能です。

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日焼け止めは肌を守り、化粧下地はメイクを美しく整える。それぞれの役割を理解することで、より効果的なベースメイクができますよ。

崩れにくい塗り方の手順

手の甲に適量の日焼け止めクリームを取り出す様子

正しい順番で塗ることも大切ですが、塗り方のコツによってメイクの持ちや仕上がりは大きく変わります。推奨量を守り、丁寧になじませることで、紫外線を防ぐ力を保ちながら崩れにくいベースメイクを作ることができます。ここでは、日焼け止めと化粧下地それぞれの具体的な塗り方を、ステップごとに詳しく解説します。

塗り方のポイントを押さえることで、厚塗り感のない自然な仕上がりと、長時間崩れにくいベースメイクを両立できます。朝の忙しい時間でも実践できる方法ばかりなので、ぜひ毎日のメイクに取り入れてみてください。

日焼け止めの塗り方

日焼け止めは、推奨量をしっかりと守ることが紫外線を防ぐ効果を得るための最も重要なポイントです。顔全体に使う場合、クリームタイプなら真珠2~3粒分程度、ジェルタイプなら500円玉大が目安となります。少なすぎると十分な効果が得られないため、量はしっかりと確保しましょう。

推奨量を取り、額・両頬・鼻・顎の5点に置きます。内側から外側へ、下から上へと優しく伸ばしていきます。(特に鼻や頬の高い部分は紫外線を浴びやすいため、丁寧に塗りましょう。)塗り終わったら、手のひら全体で顔を包み込むように軽く押さえてなじませます。

首や耳、デコルテも忘れずに塗ることが大切です。顔だけ白く見えてしまうのを防ぎ、全体的に紫外線から守ることができます。日焼け止めを塗った後は、少し時間を置いて肌になじませてから、次のステップに進みましょう。

化粧下地の塗り方

日焼け止めが肌にしっかりなじんだら、化粧下地を塗り始めます。化粧下地も製品の推奨量を守るのが基本です。額・両頬・鼻・顎の5点に置き、顔の中心から外側へ向かって薄く伸ばしていきます。(厚塗りになると崩れやすくなるため、薄く均一に広げることがポイントです。)

小鼻や口周り、目の周りなどの細かい部分は、指先を使って丁寧になじませます(特に小鼻は皮脂が出やすく崩れやすい部分なので、薄めに塗ることでメイク崩れを防げます。)最後にティッシュで軽く押さえて余分な油分を取り除くと、さらに崩れにくくなります。

乾かす時間の目安

日焼け止めと化粧下地をそれぞれ塗った後は、きちんと乾かす時間を取ることが重要です。日焼け止めは肌になじむまでに1〜2分、化粧下地も同様に待つのが理想的です。急いでファンデーションを重ねると、ヨレやムラの原因となります。

乾かす時間は、その日の湿度や気温によっても変わります。夏場や湿度の高い日は、少し長めに時間を取ると良いでしょう。この待ち時間を利用して、ヘアスタイルを整えたり、次に使うメイクアイテムを準備したりすると、効率よく朝の支度が進みます。

部位別の塗り方のコツ

顔の部位によって肌の状態や皮脂の出方は異なるため、部位別に塗り方を工夫することで、より崩れにくいベースメイクが完成します。以下に、主な部位ごとのポイントをまとめました。

  • 額:広い面積なので、中央から外側へしっかりと伸ばす
  • 頬:高い部分は紫外線を浴びやすいため、重ね塗りをするのがおすすめです
  • 鼻・小鼻:皮脂が出やすいため、薄めに塗り、ティッシュで押さえる
  • 目の周り:皮膚が薄くデリケートなので、優しくなじませる
  • 口周り:乾燥しやすいため、保湿を十分にしてから塗る
  • フェイスライン:首との境目をぼかすように自然になじませる

部位ごとに塗り方を意識するだけで、メイクの仕上がりや持ちが格段に向上します。特に敏感肌の方やゆらぎ肌の方は、摩擦を最小限にするためにも、優しくなじませることを心がけてください。

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推奨量を守り、丁寧に塗ることで、崩れにくく美しいベースメイクが完成します。

製品タイプ別の順番

ドクターリセラの日焼け止め、パウダーなどのコスメセット日焼け止めと化粧下地には、さまざまな製品タイプがあり、それぞれに適した使い方があります。パウダーやリキッドファンデーションとの組み合わせによっても、塗る順番や方法が変わることがあります。ここでは、製品タイプごとの特徴と使い方のポイントを詳しく解説します。

自分が使っている製品のタイプを正しく理解し、適切に使うことで、より効果的にベースメイクを仕上げることができます。製品選びの参考にもなるので、ぜひチェックしてみてください。

ファンデーションとの組み合わせ

日焼け止めと化粧下地の後には、ファンデーションを重ねることが一般的です。ファンデーションにもパウダータイプ、リキッドタイプ、クッションファンデーションなど、さまざまな種類があり、それぞれに適した塗り方があります。以下の表で、ファンデーションタイプ別の特徴と塗り方のポイントをまとめました。

ファンデーションタイプ 特徴 塗り方のポイント
パウダーファンデーション 軽い仕上がり、皮脂を抑える 化粧下地が乾いてから、スポンジで薄く重ねる
リキッドファンデーション カバー力が高く、うるおい感がある 化粧下地が完全になじんでから、少量ずつ伸ばす
クッションファンデーション 手軽で均一な仕上がり、ツヤ感が出る 化粧下地の後、パフで軽く叩き込むように塗る

ファンデーションを塗る前に、化粧下地が肌にしっかりとなじんでいることを確認しましょう。急いでファンデーションを重ねると、ヨレやムラの原因となります。また、厚塗りを避けるために、少量ずつ重ねていくことがポイントです。

季節や肌質による使い分け

季節や肌質によっても、日焼け止めと化粧下地の選び方や使い方は変わります。夏場や皮脂が多い肌質の方は、皮脂崩れ防止効果のある化粧下地を選ぶと良いでしょう。反対に、冬場や乾燥しやすい肌質の方は、保湿効果の高い日焼け止めや化粧下地を選ぶことで、肌を守りながらうるおいを保つことができます。

また、紫外線が強い時季や一日中外で紫外線にあたる場合は、SPFやPAの数値が高い日焼け止めを使うことが推奨されます。一方で、室内で過ごすことが多い日や紫外線が弱い時季は、数値が低めのものでも十分に対応できます。自分の生活スタイルや肌の状態に合わせて、製品を使い分けることが大切です。

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製品のタイプや季節、肌質に合わせて使い分けることで、より効果的なベースメイクができますよ。

日焼け止めと化粧下地に関するよくある質問

鏡の前で頬に手を添え、自分の肌の状態を真剣な表情で確認する女性。

日焼け止めと化粧下地を一緒に混ぜて使っても良いですか?

混ぜて使うことはおすすめできません。それぞれの成分が混ざり合うことで、紫外線を防ぐ力やメイクの仕上がりに影響が出る可能性があります。別々に塗ることで、それぞれの効果を最大限に発揮できます。

日焼け止めを塗り直す時、化粧下地も塗り直す必要がありますか?

日焼け止めを塗り直す際は、化粧下地まで塗り直す必要はありません。メイクの上から使えるスプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを使うと、手軽に紫外線対策を補うことができます。

敏感肌でも日焼け止めと化粧下地を重ねて使って大丈夫ですか?

敏感肌の方でも、肌に優しい成分の日焼け止めと化粧下地を選べば重ねて使うことができます。無添加※や低刺激製法の製品を選び、パッチテストを行ってから使うと安心です。
※石油系合成界面活性剤、パラベン等(防腐剤)を含む旧表示指定成分、合成香料、合成着色料、鉱物油(パラフィン等)の成分は配合していません。

化粧下地を塗らずに日焼け止めの後すぐにファンデーションを塗っても良いですか?

化粧下地を省略してファンデーションを塗ることも可能ですが、メイクの持ちや仕上がりが変わることがあります。化粧下地を使うことで、ファンデーションのノリが良くなり、崩れにくくなります。化粧下地として使用できる日焼け止めもあるのでそういったものを選ぶのもおすすめです。

まとめ

日焼け止めと化粧下地の正しい順番は、まず日焼け止めを塗り、その後に化粧下地を重ねることです。この順番を守ることで、紫外線を防ぐ力を十分に発揮しながら、崩れにくく美しいベースメイクを作ることができます。それぞれのアイテムには異なる役割があり、両方を適切に使うことが肌を守りながら理想的な仕上がりを実現する鍵となります。

塗り方のポイントとしては、推奨量を守り、丁寧になじませることが大切です。各ステップで乾かす時間をしっかりと取り、部位ごとに塗り方を工夫することで、よりきれいで長持ちするメイクが完成します。また、製品タイプやシーン、季節や肌質に合わせて使い分けることで、より効果的にベースメイクを仕上げることができます。

毎日のクレンジングも忘れずに丁寧に行い、肌の健やかさを守りながら美しいベースメイクを楽しんでください。正しい順番と塗り方を身につけることで、紫外線から肌をしっかり守りつつ、自信を持って一日を過ごせる肌を手に入れましょう。