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ノーファンデに欠かせないフェイスパウダーとは?メイク方法やおすすめの使い方を紹介します

ノーファンデメイクには、仕上げとしてフェイスパウダーが欠かせないとされています。フェイスパウダー1つで、肌の仕上がりが変わり、印象が全く違うものになります。では、フェイスパウダーは何を基準に選べば良いのでしょうか。

本記事では、ノーファンデメイクにフェイスパウダーが必要な理由や選び方、フェイスパウダーを使ったノーファンデメイクの方法などをご紹介します。

1.フェイスパウダーとは

フェイスパウダーとは、通常はベースメイクの仕上げに使うものです。油分が含まれていないため、さらっとした付け心地が特長です。肌のテカリや汗、べたつきなどを抑えて、化粧崩れを防げます。さらに、花粉やホコリなどの刺激から肌をガードしてくれます。

そのため、ノーファンデメイクの仕上げによく使われます。

2.なぜノーファンデメイクにはフェイスパウダーが必要?

では、なぜノーファンデメイクの仕上げにはフェイスパウダーがよく使われるのでしょうか。ノーファンデメイクのメリットは、軽やかで透明感のある肌に見せてくれることです。しかし、ファンデーションを使わない分、テカリやべたつきが出る可能性もあります。また、花粉やホコリなどの外部刺激から肌を守ってくれるものが何もない状態です。そんなときに肌を守ってくれるのが、フェイスパウダーです。ファンデーションほど重くなく、ふわっとした仕上がりになりますが、テカリを抑え、外部刺激から肌を守ってくれます。

2.1パウダーファンデーションとの違いは?

フェイスパウダーとパウダーファンデーションはとても似ています。その違いは主に油分量と使用目的です。パウダーファンデーションの方が油分量が多く、しっとりとした質感です。一方で、フェイスパウダーは油分量が少なく、軽い付け心地なのが特長です。

 

パウダーファンデーションは、ファンデーションと名前が付いている通り、ファンデーションのようなカバー力を持っています。また肌色を均一にすることを目的として使われます。

フェイスパウダーはメイク後の仕上げに使用します。主に化粧崩れ防止の目的で使用されます。

3.フェイスパウダーの選び方

フェイスパウダーにはさまざまな選び方があります。ここでは、自分にとって使い勝手の良いフェイスパウダーを選ぶ方法をご紹介します。

3.1タイプで選ぶ

フェイスパウダーは大きく分けて、「プレストタイプ」と「ルースタイプ」があります。どんな肌質を目指したいのか、付け心地で選びたいのかなどによって、おすすめの種類が異なります。

・プレストタイプ

プレストタイプは、パウダーを押し固めたフェイスパウダーのことです。肌への密着力が高いためカバー力もあり、ムラになりにくいという特長があります。カバー力やマットな質感を求めている方におすすめです。適度にツヤ感が欲しい場合は、ハイライトと併用したり、部分使いをしたりする方法があります。また薄い形状のものが多いため、持ち運びに便利です。

・ルースタイプ

ルースタイプはパウダー状のものです。蓋に穴が開いており、その穴から出た粉をパフに付けて使用します。ふんわりとした肌に仕上がるため、ナチュラルメイク向きです。粉なので持ち歩きには向いておらず、朝のメイクに最適です。

3.2仕上がりで選ぶ

フェイスパウダーは商品によって仕上がりの質感が異なります。仕上がりの質感は大きく分けて「ツヤ肌」と「マット肌」があります。

・ツヤ肌

輝きのあるツヤ肌に仕上げたいときは、パール入りのルースパウダーがおすすめです。付けるだけで光沢のある仕上がりになります。肌にのせるとほぼ半透明になり、光の反射によって輝くような肌に見せることができます。

・マット肌

落ち着いた雰囲気に仕上げたいときには、マット肌タイプがおすすめです。例えば、密着度が高いプレストパウダーが向いています。さらにマットな質感をアップさせたいなら、パールが入っていないものを選ぶことをおすすめします。色ムラになりにくく、均一な肌に近づけるでしょう。

3.3成分で選ぶ

フェイスパウダーに含まれている成分で選ぶ方法です。フェイスパウダーには皮脂吸着成分が含まれているものも多く、肌が乾燥しやすいとされています。そのため、乾燥肌や敏感肌の人は、保湿・美容成分が含まれたものを選ぶのがおすすめです。

 

さらに紫外線カット効果にも注目してみましょう。ノーファンデメイクはファンデーションを塗らない分、紫外線カット力も欲しいです。そのため、紫外線をどれくらいカットしてくれるのかをあらかじめチェックしておくことをおすすめします。

3.4肌の悩みに合わせて選ぶ

肌の悩みがある人は、悩みに合わせて選ぶ方法もあります。

・肌の悩みをパウダーの色でカバーしたい人

例えば、くすみやシミなどをカバーしたい場合は色付きのパウダーがおすすめです。厚塗りしなくても、ナチュラルに悩みをカバーできます。

 

ピンク・ラベンダー系…くすみ肌

ほんのりピンクやラベンダー系に仕上げてくれるので、肌のくすみや青白く見られがちな方におすすめです。

 

ベージュ系…ニキビ跡やシミ

ベージュ系はやや黄色寄りの肌色です。ニキビ跡やシミが気になる方におすすめです。

 

グリーン系…赤ニキビ・赤ら顔

透明感を出したい方や、赤ら顔、赤ニキビがある方におすすめです。

 

クリア・オークル系…白浮き防止

肌色に近い色なので、白浮き防止におすすめです。肌の色が比較的落ち着いていて、顔全体にまんべんなく使いたい人におすすめです。

 

フェイスパウダーの色味を見る場合は、顔と首の境目に塗ってチェックすることをおすすめします。顔と首の境目に塗ることで、不自然かどうかを確認することが可能です。肌に合わないカラーを選んでしまうと、顔だけ浮いてしまいます。厚塗り感が出る可能性があるで注意が必要です。

・スキンケア成分を重視したい人

ノーファンデメイクでも1日中メイクをしていれば、肌荒れが起きやすくなります。そのため、フェイスパウダーに含まれているスキンケア成分もチェックすることが大切です。

例えば、乾燥肌の人がフェイスパウダーを使うと、粉浮きしてしまう可能性があります。そのため、ヒアルロン酸など保湿効果の高い商品を選ぶのがおすすめです。

4.フェイスパウダーを使ったノーファンデメイクの方法

一般的にはノーファンデメイクの仕上げとしてフェイスパウダーを使用します。ここでは、フェイスパウダーを使う順番やノーファンデメイクの方法についてご紹介します。

4.1日焼け止めや下地

1.日焼け止めを塗る

最初に日焼け止めや下地を塗ります。ノーファンデメイクはファンデーションを塗らない分、日焼け止めや下地でしっかりと紫外線対策を行うのがおすすめです。顔はもちろん、首まで入念に紫外線対策を行います。特におでこ、鼻筋、頬の高い部分などは日焼けしやすいので、しっかり塗りましょう。日焼け止めの場合、トーンアップ効果のあるアイテムを選べば、肌の色ムラを抑えられます。

 

2.下地を顔の5点に置く

日焼け止めと下地を両方使用する場合、日焼け止めの後に下地を塗ります。下地のみを使用する場合は、日焼け止め効果のあるものを選ぶのがおすすめです。日焼け止め効果のある下地なら、日焼け止めと下地を両方塗る手間を省けます。

下地を手の甲にパール2,3個分ほど出しましょう。そして両頬、額、鼻筋、あごに置く時には、両頬をやや多めに、あごはやや少なめにします。最初に顔の5点に量を調整しながら置けば均一に塗ることが可能です。

 

3.顔全体に塗る

顔に置いた下地を両手でなじませます。乳液を付けるような感覚で優しく行うのがおすすめです。まずは、頬に置いた下地を頬全体に伸ばします。下地はムラがないようにフェイスラインまでしっかり伸ばすことが大切です。

続けて、額、鼻筋から鼻周り、あごの順になじませます。指に下地が残ったら、目や口の周りに優しく伸ばしましょう。もし下地が固まりやすいなら、パフやスポンジを使うのもおすすめです。

4.2コンシーラー

コンシーラーで気になる部分をピンポイントでカバーできます。コンシーラーを使えば、ファンデーションを使わなくても毛穴をカバーすることが可能です。また、毛穴だけでなく目元のクマや鼻周りの赤み、くすみなどを目立たなくできます。

コンシーラーは気になる部分にのみ塗ります。下から上に向かって、指でコンシーラーを広げながらなじませていきましょう。厚塗りすると不自然になってしまうので、薄く塗り広げることが大切です。

4.3フェイスパウダー

フェイスパウダーは、肌のテカリを抑えたり、外部刺激から守ったりするために塗ります。ナチュラルなツヤ感のある肌に仕上げたいときは、部分塗りがおすすめです。

 

1.Tゾーンと小鼻周りに塗る

ブラシを使用する場合は、テカリやすいTゾーンと小鼻周りにフェイスパウダーを何度か往復させて塗ります。ブラシの角度を変えながら塗ることで、肌に密着しやすくなります。パフを使用する場合は余分な粉を落とし、軽く押さえるようにして塗ります。

2.頬に塗る

優しく内側から外側へ向かって塗ります。何度も塗ったりすると、ナチュラル感がなくなってしまいますので注意が必要です。

目や鼻の周りはブラシの先端を使い、ピンポイントでなじませます。

4.4チーク

チークは自然な血色感を演出できます。フェイスパウダーだけだと、顔色が気になる人におすすめです。自然な血色感を演出したいなら、コーラルカラーが適しています。

 

チークは、笑ったときに一番盛り上がった頬骨部分に入れましょう。クリームチークの場合は、指で軽くなじませます。頬骨部分に薄く広げて塗るのがポイントです。

4.5アイメイク

ノーファンデメイクでは主にアイシャドウとマスカラを使用します。アイシャドウはツヤ感が出るものがおすすめです。光に反射してツヤを生み出してくれるハイライト効果のあるものを選びます。マスカラは繊維なしのロングタイプがおすすめです。ナチュラルなまつ毛に仕上げられます。

・アイシャドウの塗り方

1.アイホール全体に塗る
アイシャドウを指に塗り、アイホール全体に塗ります。アイシャドウの上からハイライトをのせれば、よりツヤ感を演出できます。

2.アイシャドウを重ね付けする
同じ色のアイシャドウをまぶたと目の際部分に重ね付けします。指でぼかすことで、立体感のある目元を演出できます。

 

4.6眉メイク

ノーファンデメイクでも眉を整えたいという方は多いのではないでしょうか。ナチュラル感を活かしたいノーファンデメイクなら、自眉を活かせるパウダータイプがおすすめです。さらに立体感が欲しい場合は、アイブロウジェルなどを使えば、簡単に眉の形を整えられます。

4.7リップ

ナチュラルなうるおいとカラーをプラスできるアイテムです。ツヤ感とマット感、好みの方を選びます。マスクを付けたときに「マスクにリップが付くのは避けたい」という場合は、マット系がおすすめです。マット系のリップは指でなじませると、さらに自然な仕上がりになります。

5.フェイスパウダーを使うときの注意点

ノーファンデメイク時に便利なフェイスパウダーですが、注意点もあります。

5.1パフやブラシなどは清潔に保つ

フェイスパウダーを塗る際に使う、パフやブラシなどは清潔に保ちましょう。お手入れをしないと雑菌が繁殖し、肌荒れの原因になってしまいます。

パフは中性洗剤を使い、もみ込むように洗いましょう。その後しっかりと乾かします。洗濯バサミを使って乾かすと、形がゆがんでしまう場合もあるため、タオルやティッシュの上などで乾かすのがおすすめです。

ブラシは、中性洗剤をぬるま湯で薄めて、コップに入れます。ブラシの先をコップに入れて、かき混ぜるように動かして汚れを取ります。乾いたタオルでブラシの先を抑えて水分を切りましょう。パフと同様にしっかりと乾かしてから使用します。

5.2落とすときはクレンジングを使う

フェイスパウダーに油分が入っていなくても落とす時はクレンジングを使用しましょう。メイク汚れだけでなく、1日の皮脂汚れも落としてくれます。肌に優しい成分のものがおすすめです。

6.フェイスパウダーを使いこなそう!

ノーファンデメイクの仕上げとしてフェイスパウダーを使うことによって、テカリや汗を防いでくれます。さらに、花粉やホコリなどの外部刺激から肌を守ってくれる役割もあります。フェイスパウダーには主にプレストタイプとルースタイプがあるので、自分の肌に合った方を選びましょう。またフェイスパウダーにもカラーがあるため、肌の色や肌質に合ったものを選ぶことをおすすめします。ぜひ自分の肌に合ったフェイスパウダーを選んで、ノーファンデメイクを楽しんでみてください。

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