美容

ノーファンデだと汚い肌に見える?そんなときは「やり方」に問題があるかも

ノーファンデ生活を続けていくと、ファンデーションやクレンジングによる肌への刺激が軽減され、徐々に美肌に近づきます。

しかし中には、ファンデーションを使わないメイクだと荒れた肌に見えてしまう、とお悩みの方もいるのではないでしょうか?ファンデーションを塗らなくても美肌に見える人もいるのに、なぜ荒れた肌に見えてしまう人もいるのでしょうか?

今回はノーファンデで荒れた肌に見える原因と、防ぐコツをご紹介します。あわせて、素肌が荒れている人でもノーファンデ生活をしても良いのかについても説明しますので、ぜひ参考にしてください。

 

1.ノーファンデで荒れた肌に見える原因

ファンデーションには、毛穴を埋めたり、シミやニキビ跡を目立たなくさせたりする効果があります。

そのため、塗らないと毛穴などが目立ちやすくなることはありますが、必ず肌が荒れて見えるわけではありません。化粧下地とフェイスパウダーだけでも十分キレイな肌に見える人はたくさんいます。

ノーファンデで肌が荒れて見えてしまうのは、実はいくつかの原因があるので、それぞれ説明していきます。

1.1 スキンケアが不十分

ノーファンデ生活ではファンデーションで毛穴を隠せないので、できるだけ素肌の状態で毛穴が目立ちにくい状態にしておかないといけません。

スキンケアが不十分だと、乾燥などにより毛穴が目立ちやすくなります。またクレンジングが不十分だと、毛穴に余計な皮脂や汚れが詰まったままになり、開いて目立ってしまう場合があります。

化粧下地やフェイスパウダーだけでは毛穴が目立ってしまうという方は、まずクレンジングとスキンケアがしっかりできているか確認しましょう。

酵素やクレイが配合されたクレンジング・洗顔は、普通のものより毛穴汚れにアプローチしてくれるので、ぜひ取り入れてみてください。

乾燥による毛穴の開きを防ぐために、スキンケアは洗顔後できるだけ早く行いましょう。毛穴の悩みにアプローチするビタミンCやビタミンC誘導体が配合されたスキンケア用品を使うのもおすすめです。

1.2 日焼け止め(下地)がムラになっている

適当に塗るのはNGです。ムラになっていると、フェイスパウダーを重ねたときに肌が荒れて見えるので注意しましょう。

ムラなく塗るには、手の甲に化粧下地を出したあと、おでこ・両頬・鼻・あごに5点置きしてください。その後、顔の外側に向かって伸ばすと均一に塗れます。

小鼻周りは指だけだとムラになりやすいため、スポンジを使い、軽く叩き込むようになじませましょう。

1.3 コンシーラーが浮いている

シミやニキビ跡を隠すために使うコンシーラーは、浮いてしまうと肌が荒れて見えてしまいます。

コンシーラーが浮く原因は、

  • 肌の色と合っていない
  • 塗りすぎている
  • 長時間マスクをしていた

などです。

ファンデーションの色に合わせて買ったコンシーラーをそのまま使うと、素肌の色に合っていない場合は浮いて見えます。化粧下地は色が付いていないものが多く、塗っても素肌の色はほぼそのまま見えるので、コンシーラーの色が合わないのです。コンシーラーの色が素肌の色に近いか一度確認し、合っていない場合は買い替えることをおすすめします。

コンシーラーの塗りすぎもまた、浮いて見える原因の一つです。コンシーラーはファンデーションや化粧下地より、肌に塗ったときに厚みが出ます。少し塗りすぎただけで厚塗り感が出てしまい、薄化粧のノーファンデの場合は塗っていない部分との差が出やすいのです。

コンシーラーを塗った部分だけ盛り上がったように浮いて見えるなら、使う量を少なめにしてみてください。

その他、長時間マスクをしていたときも、コンシーラーは浮きやすいので注意が必要です。マスクをすると汗や呼吸による湿気でメイクが崩れやすくなります。特にコンシーラーは崩れたときに目立ちやすいため、長時間マスクをするときは使わないほうがキレイな状態をキープできるかもしれません。

1.4 ハイライトを不使用

メイクがヨレてはいないけれど、顔全体が暗く見えるなら、ハイライトを上手に使えていないのが原因かもしれません。

顔に明るさが足りないときは、鼻筋・目頭の横・両頬の高い位置にハイライトを塗るとくすみが飛びます。明るい印象になるだけでも美肌に見えるため、くすみが気になる場合はハイライトの塗り方を見直してみましょう。

1.5 パウダーの塗りすぎ

ノーファンデだと物足りなさを感じて、フェイスパウダーを必要以上に塗ってしまう人も少なくありません。

色が付いていないフェイスパウダーでも、塗りすぎてヨレると肌は荒れて見えます。化粧下地とコンシーラーを上手に使えば、フェイスパウダーは薄く全体に伸ばすだけでOKです。

夕方になるとメイクが全体的にヨレて汚く見えてしまうなら、フェイスパウダーの量を一度見直してみてください。

 

2.すっぴんに自信がない!ノーファンデで過ごせる?

ファンデーションを使わないと、使ったときに比べて素肌に近い印象になります。

そのため、ニキビや乾燥による肌荒れなどがあり、すっぴんに自信のない状態でもノーファンデ生活を送れるのか不安な人もいるでしょう。

もちろんすっぴん美人でなくても可能なので見ていきます。

2.1 正しいやり方ならOK

ファンデーションを使わないとカバー力は低いですが、やり方が正しければ、すっぴんに自信がない場合でもノーファンデで過ごせます。

ノーファンデメイクの基本のやり方は、

  1. 日焼け止めを塗る
  2. 化粧下地を塗る
  3. コンシーラーで気になる部分を隠す
  4. フェイスパウダーを塗る

です。

必要に応じてアイブロウ、チーク、ハイライト、アイシャドウもプラスしましょう。キレイに見せるポイントは後ほどご紹介しますが、まずは基本となるアイテムを揃えるところから始めてみてください。

2.2 肌トラブルが多い人におすすめ

実は肌トラブルが多い人ほど、ノーファンデ生活はおすすめなのです。

ファンデーションはニキビや毛穴などをカバーして美肌に見せてくれますが、塗っている間は肌に負担を与えてしまう可能性があります。

近頃は防腐剤など、肌にストレスを与える成分がフリーのファンデーションも発売されるようになりました。

しかし、現状では多くのファンデーションに添加物が入っています。そのため、ファンデーションを毎日長時間塗っていることが、肌トラブルの原因になっているケースは少なくないのです。

そこでノーファンデ生活によりファンデーションを塗る頻度を減らすと、少しずつ肌荒れは改善していきます。すっぴんが汚かった人も素肌美に近づくため、肌トラブルに悩む人にこそおすすめというわけです。

2.3 徐々にノーファンデ肌が当たり前に

ファンデーションを付けないメイクに慣れないうちは、カバー力が低いので物足りなさを感じるかもしれません。見た目的に違和感を覚える人もいるでしょうが、だんだんと慣れてきます。

誰でもメイクをしていなかった時代は、すっぴんでも特に気にならなかったはずです。同じように、ファンデーションをしないメイクも続けていくと慣れるので「肌に自信がないからファンデなしは無理」と思わず、ぜひチャレンジしてみてください。

 

3.ノーファンデで荒れた肌に見えるのを防ぐコツ

正しい方法でメイクをしているつもりでも荒れた肌に見えてしまうなら、これからご紹介する6つのコツをぜひ取り入れてみてください。

3.1 スキンケアは丁寧に

スキンケアが不十分だと、毛穴の開きや肌の乾燥が目立ってしまうため肌が荒れて見えてしまいます。ノーファンデ生活では素肌に近い状態に仕上がるので、スキンケアで土台を作り上げるのが美肌に見せるコツです。

クレンジングや洗顔を丁寧に行い、化粧水で肌を整えましょう。それでも毛穴の開きが目立つときは、先程お伝えしたように、肌を引き締めるビタミンCやビタミンC誘導体が含まれた美容液を使ってみてください。

3.2 余計な油分はオフ

余分な皮脂によって肌が汚く見えてしまうなら、乳液やクリームなど油分の多いスキンケア用品の使用量を少なくしてみましょう。

また、メイクの前にティッシュで軽く顔全体をおさえると余分な油分をオフでき、メイクが崩れるのを防げます。

3.3 コンシーラーでシミをカバー

シミやニキビ跡が目立って汚く見える場合は、コンシーラーを使うのがおすすめです。

隠したい部分にコンシーラーを塗り、指先で軽くなじませます。指で触りすぎると取れてしまうため「トントン」と、3〜4回おさえる程度にしておきます。

最後にフェイスパウダーを重ねれば、シミ・ニキビ跡の目立たないキレイな肌に仕上がるでしょう。

3.4 下地は均一に

化粧下地を塗りすぎていると、すぐにメイクが崩れて荒れた肌に見えてしまいます。商品説明に書かれた適量を守り、ムラにならないよう顔全体に均一に伸ばしましょう。

ファンデーションを使わないと、つい化粧下地を多めに使ってカバーしたくなるかもしれません。しかし、多すぎるとメイクが崩れやすくなる原因を作るだけです。

適量以上使わないことと、均一に伸ばすことを守るだけでも荒れた肌に見えるのを避けられます。

3.5 ハイライトはポイント使い

ハイライトの塗りすぎも、顔だけ白浮きしてしまい、汚いメイクに見えてしまう原因になるので控えましょう。

ハイライトは先程お伝えしたように、鼻筋・目頭・頬の一番高い位置に塗ってあれば顔のくすみを飛ばします。普段のメイクであれば十分なので、塗りすぎないよう注意してください。

3.6 パウダーはふんわりのせる

フェイスパウダーも塗りすぎは汚い肌を作ってしまうので注意しましょう。テカリが気になる部分だけに塗るか、顔全体に塗るならふんわりと薄めに塗るのがコツです。

ファンデーションと同じように隅々までしっかり塗ってしまうと、汗やマスク、皮脂などでドロドロに崩れてしまいやすいので気を付けてください。

 

4.肌に自信がない人がノーファンデを続けるメリット

「でもやっぱり素肌に自信がないとノーファンデで過ごすのは自信がない…」と思う人のために、ノーファンデを続けるメリットを改めてご紹介します。

4.1 化粧崩れしにくく美肌を保てる

ノーファンデだと、ファンデーションを使うメイクよりも化粧崩れしにくく、美肌をキープできます。

メイクは顔に塗るアイテム数が増えるほど崩れやすくなるもの。特にファンデーションは色が付いており、塗る範囲が広いので崩れたときに目立ちます。

日焼け止め(下地)やフェイスパウダーを使えば、万が一崩れてもあまり目立ちません。1日中崩れずにいられれば、メイク中の肌に自信が持てるのではないでしょうか。

4.2 肌荒れしにくくなる

先程もお伝えしたとおり、ファンデーションによる刺激を与えなければ、肌荒れはしにくくなります。

刺激を与えない生活を続ければ、徐々にすっぴんで過ごすのが楽しくなるはずです。

 

5.ノーファンデ生活で美肌に導こう!

カバー力の低いノーファンデメイクでも、やり方のコツを掴んで注意点を理解しておけば、キレイな肌に仕上げられます。

ファンデーションやクレンジングによる刺激を与えない生活が長くなるほど、美肌に近づくことは間違いありません。素肌美を手に入れたいなら、ぜひ明日からでもスタートしてみてはいかがでしょうか?