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【40代の乾燥肌】今さら聞けない「インナードライ」とは?原因は隠れ乾燥かも

40代になってから、「スキンケアを頑張っているのに肌が乾燥する」「Tゾーンはベタつくのに、頬や口元はカサカサ…」。 そんな原因がはっきりしない肌の不調、もしかしたら肌の内部が乾燥している「インナードライ」が原因かもしれません。 この記事では、インナードライの正体から、ご自身でできる診断方法まで詳しく解説します。

目次

1.「インナードライ」とは?40代なら知っておきたい肌の基礎知識

インナードライとは、肌の表面は皮脂でベタついているように感じるのに、肌の内側(角質層)の水分が不足している状態を指します。医学的な用語ではありませんが、多くの女性が悩む肌状態の一つです。混合肌と混同されがちですが、混合肌がTゾーンなど部分的に皮脂が多い肌質を指すのに対し、インナードライは肌質ではなく「肌の状態」を指す言葉です。

乾燥肌なのに脂っぽいのはなぜ?そのメカニズムを解説

肌の内部が乾燥すると、私たちの肌は「これ以上水分を逃がさないように」と防御反応を起こします。その結果、水分の蒸発を防ごうと皮脂を過剰に分泌してしまうのです。

これが「乾燥しているのに脂っぽい」という、一見矛盾した状態が生まれるメカニズムです。つまり、肌表面のベタつきは、乾燥から肌を守るためのサインとも言えます。このサインを見逃し、あぶらとり紙で皮脂を取りすぎたり、さっぱり系のスキンケアばかりを使ったりすると、さらに乾燥が進み、皮脂がもっと分泌されるという悪循環に陥ってしまいます。

 


※イメージ図

 

表面はベタつくのに、内側はつっぱるのが特徴

インナードライの最もわかりやすい特徴は、肌表面の感覚と内側の感覚にギャップがあることです。

  • 肌の表面:皮脂でテカテカ、ベタベタする。毛穴の開きが気になる。
  • 肌の内側:洗顔後につっぱる感じがする。笑ったり表情を動かしたりすると、肌が引きつるような感覚がある。

このように、表面的なベタつきに惑わされず、肌の内側の声に耳を傾けることが、インナードライを見極める第一歩です。

2.【簡単セルフ診断】3つの質問でわかるインナードライの見分け方

「もしかして私もインナードライかも?」と感じたら、まずはご自身の肌状態をチェックしてみましょう。以下の3つの質問に1つでも当てはまるものがあれば、インナードライの可能性があります。

□ 洗顔後、肌が急激につっぱる感じがする

洗顔後、スキンケアをする前の肌に、まるで内側から引っ張られるようなつっぱり感はありませんか?これは肌内部の水分が不足しているサインです。しばらくすると皮脂が出てきておさまるため、見過ごされがちなので注意が必要です。

□ 皮脂でテカるのに、部分的にカサつく

おでこや鼻周りはベタつくのに、フェイスラインや口の周りは粉がふいたようにカサカサする。このように、顔のパーツによって皮脂量と乾燥度合いが大きく違うのも、インナードライの典型的な特徴です。

□ 化粧水は弾くのに、ファンデーションは粉をふく

スキンケアの際、化粧水がなかなか肌に浸透せず、表面で弾かれているように感じられませんか?これは、過剰に分泌された皮脂が邪魔をしているサインです。それなのに、日中になるとファンデーションがよれたり、口元や目元がカサついて粉っぽくなったりするなら、隠れ乾燥がかなり進んでいると考えられます。

3. 40代の肌は変わり目!インナードライが急増する3つの理由

なぜ40代になると、インナードライに悩む人が増えるのでしょうか。それには、長年の生活習慣や加齢による肌の変化が大きく関係しています。

原因①:長年のスキンケアによるバリア機能の低下

肌の一番外側にある「角質層」には、外部の刺激から肌を守り、内部の水分蒸発を防ぐ「バリア機能」が備わっています。しかし、長年の間違ったスキンケアが、この大切な機能を低下させているかもしれません。

例えば、「ベタつくから」と洗浄力の強いクレンジングでゴシゴシ洗ったり、一日に何度も洗顔したりする習慣は、肌に必要な皮脂まで奪ってしまいます。その結果、バリア機能がダメージを受け、水分がどんどん逃げやすい乾燥した肌になってしまうのです。

 


※イメージ図

 

原因②:加齢によるターンオーバーの乱れ

私たちの肌は、約28日周期で新しい細胞に生まれ変わる「ターンオーバー」を繰り返しています。しかし、40代になるとこの周期が長くなり、2か月以上かかることも。

ターンオーバーが乱れると、本来は剥がれ落ちるはずの古い角質が肌表面に留まり、角質層が厚くごわついてしまいます。すると、化粧水などが浸透しにくくなるだけでなく、新しく生まれる細胞も未熟なため、水分を蓄える力が弱まり、乾燥を招きやすくなるのです。

原因③:エアコンや紫外線による外部からの乾燥ダメージ

肌は常に外部環境の影響を受けています。特に注意したいのが、エアコンによる空気の乾燥と紫外線です。

夏でも冬でも、エアコンの効いた室内は湿度が低く、肌の水分は常に奪われています。また、紫外線は肌のバリア機能を直接傷つけるだけでなく、肌内部の潤い成分(コラーゲンなど)にもダメージを与え、乾燥をさらに加速させる大きな原因となります。

4. インナードライを放置するとどうなる?考えられる肌トラブル

インナードライは単なる「肌のベタつき」や「一時的な乾燥」ではありません。肌の内部が乾燥しているというSOSサインを放置すると、様々な肌トラブルを引き起こす可能性があります。

 

 

  • 慢性的な化粧ノリの悪さ  肌の水分と油分のバランスが崩れているため、ファンデーションがうまく肌に密着しません。時間が経つと皮脂でドロドロに崩れたり、逆によれて粉っぽくなったりと、一日中メイクが安定しない原因になります。

 

  • 乾燥による小じわやハリ不足  肌内部の水分が不足すると、肌のハリや弾力が失われ、目元や口元にちりめん状の乾燥小じわができやすくなります。

 

  • 毛穴の目立ちと大人ニキビ  過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、角栓や黒ずみ、開きの原因になります。さらに、詰まった毛穴にアクネ菌が繁殖すると、炎症を起こしてしつこい大人ニキビにつながることもあります。

 

  • 肌のごわつきとくすみ  乾燥によってターンオーバーが正常に行われず、古い角質が肌表面に溜まることで、肌が硬くごわつきます。また、角質層が厚くなることで光がきれいに反射せず、肌全体が透明感を失い、くすんで見える原因にもなります。

 

5. インナードライ予防・改善のために今日から始めるべき3つのこと

インナードライは、日々の少しの心がけで改善が期待できます。「スキンケア」「インナーケア」「環境ケア」の3つの側面から、今日から始められる対策をご紹介します。

方法①:スキンケアの順番と朝の洗顔を見直す

まずは毎日のスキンケアの基本に立ち返ることが重要です。

  • 基本のスキンケアを守る  スキンケアは「水分を与え、油分でフタをする」のが鉄則です。洗顔後、まずは化粧水でたっぷりと水分を補給します。その後、美容液で保湿成分などを補い、最後に必ず乳液やクリームなどの油分を含むアイテムで、与えた水分が蒸発しないようにしっかりとフタをしましょう。ベタつくからと化粧水だけで済ませるのは逆効果です。

 

  • 朝の洗顔は「ぬるま湯」で優しく  寝ている間に出た皮脂やホコリは、ぬるま湯(32℃程度)で洗い流すだけで十分落とせます。40代のインナードライ肌にとって、朝の洗顔料を使った洗顔は必要な皮脂まで奪い、乾燥を助長する可能性があります。肌の状態に合わせて、洗顔料の使用は夜だけにするなど、洗いすぎない工夫をしてみましょう。

方法②:ビタミンを意識したバランスの取れた食事と質の良い睡眠

美しい肌は体の内側から作られます。外側からのケアと合わせて、インナーケアも見直しましょう。

  • バランスの取れた食事  肌の材料となるタンパク質はもちろん、肌の調子を整えるビタミン類を積極的に摂ることが大切です。特に、肌のターンオーバーをサポートするビタミンA(緑黄色野菜)、皮脂バランスを整えるビタミンB群(豚肉、レバー)、コラーゲン生成を助けるビタミンC(パプリカ、キウイ)、血行を促進するビタミンE(ナッツ類、アボカド)などを意識して食事に取り入れましょう。

 

 

  • 質の良い睡眠 睡眠中、特に眠り始めてからの3時間は、肌の修復や再生を促す「成長ホルモン」が最も多く分泌されるゴールデンタイムと言われています。日付が変わる前に寝るのが理想ですが、難しい場合でも、寝る前のスマートフォン操作を控える、リラックスできる環境を整えるなど、睡眠の質を高める工夫をすることが美肌への近道です。

 

 

方法③:加湿器などを活用し、肌が乾燥する環境を避ける

肌は思っている以上に周りの環境に影響されます。肌が乾燥する隙を与えない環境作りを心がけましょう。

  • 加湿器で湿度をコントロール  肌にとって快適な湿度は60%前後と言われています。エアコンを使用する際は、加湿器を併用して部屋の湿度が下がりすぎないように注意しましょう。オフィスなど、自分で湿度を調整できない環境では、ミスト化粧水を携帯するのもおすすめです。

 

  • 紫外線対策は一年中  紫外線は季節や天候に関わらず降り注いでいます。肌のバリア機能を低下させ、乾燥を招く最大の外部要因の一つであるため、日焼け止めを塗る習慣を徹底しましょう。

 

6. インナードライに関するよくある質問(Q&A)

インナードライに関して、多くの方が抱える疑問にお答えします。

Q.保湿のしすぎによるサインはありますか?

A.インナードライ肌の場合、基本的には「保湿のしすぎ」を過度に心配する必要はありません。ただし、油分の多いクリームなどを一度にたくさん塗りすぎると、肌表面がいつまでもベタついたり、毛穴を塞いでニキビの原因になったりすることがあります。スキンケアの後、しばらく経っても肌の表面にヌルつきが残っている、メイクがすぐによれてしまう、といった場合は、一度に使う量が多すぎるサインかもしれません。アイテムごとに適量を守り、肌にていねいになじませることが大切です。

Q.保湿にワセリンを使ってもいいですか?

A.はい、効果的に使えばインナードライの強い味方になります。ただし、ワセリン自体に肌へ水分を与える効果はありません。ワセリンの役割は、肌の表面に強力な油分の膜を作り、内部の水分が蒸発するのを防ぐ「フタ」の役割です。そのため、化粧水や美容液でしっかりと水分を補給したスキンケアの一番最後に、乾燥が気になる部分へ薄く伸ばして使うのが正しい使い方です。

Q.「ビニール肌」との違いは何ですか?

A.インナードライとビニール肌は、見た目のテカリが似ているため混同されがちですが、全く異なる肌状態です。

  • インナードライ:肌の防御機能として皮脂が「過剰に分泌されている」状態。
  • ビニール肌:間違ったスキンケアなどで角質層が極端に「薄くなりすぎた」状態。

ビニール肌はバリア機能が著しく低下し、キメが失われてビニールのように見える非常にデリケートな状態です。もし強い赤みやヒリつきを感じる場合は、自己判断せず皮膚科医に相談しましょう。

Q.インナードライ対策のスキンケア選びのポイントは?

A.「高い保湿力」と「肌への優しさ」がキーワードです。 水分を抱え込む力が強い「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」といった保湿成分が配合された化粧水や美容液を選びましょう。また、クレンジングや洗顔料は、肌の潤いを奪いすぎないマイルドな洗浄力のもの(ジェルタイプやミルクタイプ、アミノ酸系洗浄成分のものなど)を選ぶのがおすすめです。

まとめ:インナードライのサインを見極め、適切な保湿ケアを

40代の複雑な肌悩み、「ベタつくのにカサつく」その原因は、肌の内部が乾いているインナードライかもしれません。インナードライは、肌が水分不足を知らせるSOSサインです。

そのサインを見逃さず、

  • セルフチェックで自分の肌状態を知る
  • 「水分補給」と「油分でのフタ」という保湿の基本に立ち返る
  • 食事や睡眠、生活環境を見直す

といった正しいアプローチをすることで、肌状態はきっと改善していきます。

表面的な皮脂の多さに惑わされず、肌の内側の声に耳を傾けることが大切です。今日からできるケアを一つでも取り入れて、年齢に負けない、潤いに満ちた健やかな肌を目指しましょう。

 


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