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ノーファンデメイクは日焼け止めが大切!使い方や選び方を解説

ノーファンデメイクは、ファンデーションを使わないため、紫外線が肌に降り注ぎ、ダメージを受けやすい状態です。何も対策をしないと、紫外線によってさまざまな肌トラブルが起こる可能性があります。そのため、ノーファンデメイクは特に日焼け対策が重要です。

本記事では、ノーファンデメイクに日焼け止めが大切な理由や日焼け止め選びのポイント、おすすめの使い方などをご紹介します。

1.ノーファンデメイクは日焼け止めが大切な理由

ノーファンデメイクは、通常のメイクよりも紫外線対策が重要です。その大きな理由は、ファンデーションを使わないため、紫外線の影響を受けやすいからです。ノーファンデメイクはファンデーションを使わないナチュラル感が魅力ですが、その分紫外線をカットしにくいため、肌に刺激を受けやすいと言われています。紫外線によるダメージが肌に蓄積されると、シミ、シワ、たるみなどの肌トラブルの原因になり、乾燥もしやすくなります。

 

そのため、下地や他のアイテムなどで日焼け対策や乾燥対策をしっかりと行うことをおすすめします。肌のために美容成分や保湿成分もたっぷり含んだものを使うのが良いでしょう。

2.日焼け止め選びのポイント

日焼け止めにはさまざまな種類があるため、使用シーンや肌質に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは日焼け止め選びのポイントをご紹介します。

2.1 SPFとPAをチェックする

日焼け止めでよく見かけるのが、「SPF」と「PA」という数値ではないでしょうか。SPFとPAにはそれぞれ以下のような意味があります。

・SPF

SPFは「Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)」の略です。SPFはUV-B波の防御値を示すもので、50+が最高値とされています。このUV-B波は、短時間で肌に赤みを起こし、日焼けに繋がると考えられています。

SPFは何も塗らない時と比べて、UV-Bによる炎症をどれくらい防いでくれるかを表しています。日常生活には「SPF10~30」、長時間の外出やレジャーなどには「SPF30~50+」がおすすめです

・PA

PAは「Protection Grade of UVA(プロテクショングレイドオブUVA)」の略です。UV-A波の防御値を表すもので、「PA++++」が最高値となります。

UV-A波はシワやたるみの原因になると言われています。日常生活には「PA++~+++」、長時間の外出やレジャーなどには「PA+++~++++」がおすすめです。シワやたるみが気になる場合は、UV-Aを防いでくれるPA値を確認しましょう。


この2つは数値が高いほど、紫外線を防いでくれますが、数値が高いほど肌への負担も増すため、用途ごとに使い分けることをおすすめします。

また紫外線を防ぐ成分は、主に「紫外線吸収剤(ケミカル)」と「紫外線反射剤・散乱剤(ノンケミカル)」の2種類があります。

吸収剤は、紫外線エネルギーを吸収してくれます。しかし、敏感肌にとって刺激となる可能性があるので注意が必要です。

反射剤は紫外線を反射するため、肌への刺激が少ないとされており、敏感肌の人はこちらが向いています。ただ反射剤のものは白浮きしやすいというデメリットもあります。肌馴染みがよい吸収剤のものを使用したい場合は低刺激に加工されているものを選ぶと良いでしょう。

2.2 タイプで選ぶ

日焼け止めには、スプレータイプ、クリームタイプ、ジェルタイプなど、さまざまなタイプがあります。そのため、使用シーンに合ったものを選びましょう。

・クリームタイプ

クリームタイプの日焼け止めは保湿力が高く、しっかりとした塗り心地です。他のタイプよりも肌に密着するため、化粧下地として使用できる製品も多くあります。高い遮光効果が期待でき、耐水性が高いものが多く、汗をかいても取れにくいのが特長です。他のタイプと比べると落ちにくいため、クレンジングを使って落とします。夏の紫外線対策やアウトドア時におすすめです。

・ミルク(乳液)タイプ

ミルクタイプは、クリームタイプより伸びやすいタイプです。化粧下地として使えるものもあります。顔だけでなく、体にも使いやすいのが特長です。みずみずしい質感で、比較的簡単に落とすことができます。

・ジェルタイプ

伸びが良く、さらっとした使い心地で保湿力が高いのが特長です。乾燥肌の方や日焼け止めのべたつきが気になる方に向いています。伸びが良く、ムラになりにくいため、顔や体、どの部分に使用するにも適しています。ジェルタイプの多くは、洗顔料や石鹸だけでも落とせるものもあります。

・スプレータイプ

スプレーでシュッと顔や肌に吹きかけるだけで紫外線対策ができるタイプです。さっぱりとした使用感で、外出時の塗り直しに向いています。また髪や背中、襟足など日焼け止めを塗りにくい所や広範囲に塗りたい時にぴったりです。塗り直しが簡単なので、アウトドアやレジャーなどにも適しています。

しかし塗りムラができやすいので、他の日焼け止めと併用し、塗り直し用として使うのがおすすめです。また、顔には直接スプレーできない製品も多いため、必ず使用方法を確認しましょう。

・パウダータイプ

メイク後にのせるタイプです。メイクを崩さずに日焼け対策ができます。ノーファンデメイクの仕上げにも使うことができ、肌のテカリを抑えるのにも役立ちます。製品によって配合されている成分は異なりますが、肌にやさしい成分が多く配合されているため、敏感肌の人にもおすすめです。また持ち運びがしやすいため、メイク直しにも使えます。ただし、落ちやすいため、こまめな塗り直しが必要です。薄着の季節には、顔だけでなく露出する体の部分に使うのもおすすめです。

 

3.日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めは正しい塗り方をすることで効力を発揮します。ここでは、覚えておきたい日焼け止めの正しい塗り方をご紹介します。

3.1 量はたっぷりが基本

日焼け止めの量はたっぷりが基本です。ムラのないように重ね塗りするとさらに効果的とされています。製品に使用目安が記載されている場合は、そちらに従いましょう。記載されていない場合、一般的に顔にはパール2,3個分が目安です。

 

いくらSPFやPAが高い日焼け止めでも、量が足りていなければ効果を発揮できません。そのため、適正量を見て「多いな」と感じてもその量を塗るようにしましょう。

3.2 「5点置き」する

日焼け止めはムラなく塗り広げることが大切です。「量は足りているはずなのに日焼けしてしまった」という場合は、塗り方を見直してみることをおすすめします。

 

日焼け止めを顔に塗る場合は、「両頬」「鼻」「あご」「額」の5点に置いてから指を少しずつずらして塗り、ムラがないように伸ばします。また日焼け止めは10分以上乾かす時間があると、摩擦で落ちにくくなるとされています。

3.3 こめかみや目・口周りなども忘れずに

こめかみ、目、口周りなどは、塗り忘れやすい部分ですので注意が必要です。また首や肩などにも忘れず塗るようにしましょう。

 

近年はマスクをすることが多いため、口元は塗らないという人もいます。しかし、それはおすすめしません。一般的な不織布マスクを使用している場合、一定量の紫外線は通過してしまうと言われています。マスクの形に日焼けしないように、顔全体に塗り広げることをおすすめします。

4.正しく使おう!日焼け止めの注意点

ここでは日焼け止めを使う際の注意点をご紹介します。

4.1 こまめに塗り直す

日焼け止めは一度塗って終わりではなく、こまめに塗り直すことが大切です。特に夏場などの紫外線が強い時期や、汗をたくさんかいた時には、2〜3時間ごとの塗り直しが推奨されています。SPF値やPA値の高い製品でも、汗で落ちてしまうことがあるため、塗り直しを行いましょう。

 

メイクをしている場合は、崩れた部分をティッシュでオフしてから、日焼け止めを塗り直します。そしてその上から、フェイスパウダーなどを使えば、肌のテカリも抑えることができるでしょう。

「汗で崩れたメイクを直すのが大変」という場合には、UVカット効果のあるフェイスパウダーを使う方法もあります。UVカット効果付きのフェイスパウダーなら、UVカット機能を持続させるのと同時に、肌のテカリも抑えてくれます。メイクの上からでも使いやすく、こまめに付け直すことが可能です。

 

またスプレータイプも、手を汚さずにさっと塗ることができるので、塗り直しに向いているタイプです。顔や体、髪など広範囲に使えるのも魅力です。ただし、広範囲に広がるので周りに人がいないか確認して使用しましょう。

4.2 塗る前にはたっぷり保水する

日焼け止めを塗ると乾燥しやすいため、顔も体もしっかり保水することをおすすめします。顔の場合は、いつも通りのスキンケアで潤いを与えます。体の場合はボディローションなどで保湿するのがおすすめです。乾燥している肌よりも潤いのある肌の方が、日焼け止めが馴染みやすくなります。また日焼け止めの中には保湿成分が含まれているものもあります。乾燥が気になるなら、保湿成分を含んだ日焼け止めを選びましょう。

4.3 ワンシーズンで使い切る

日焼け止めは基本的にワンシーズンで使い切るようにしましょう。紫外線の強い時期にしか日焼け止めを使わない場合、昨シーズンのものが残ってしまうケースもあります。もったいないからとついそのまま使ってしまいがちですが、あまりおすすめできません。

開封後の日焼け止めにはホコリや雑菌が混ざっている可能性があります。さらに、劣化も少しずつ進んでいるため、開封してから時間の経過した日焼け止めは使わない方が無難でしょう。特に変色している、分離している、変な臭いがするなど、購入した時と明らかに状態が違う場合は注意が必要です。

日焼け止めを少しでも長く使いたいなら、保管方法にも気を配る必要があります。保管状態が悪ければ、その分劣化が進んでしまう可能性が高いでしょう。たとえば、高温多湿、直射日光が当たる場所で保管していれば、使用期限よりも前に劣化が進む場合も考えられます。開封・未開封に関わらず、常温で湿度があまり高くない場所で保管することをおすすめします。

また製品によっては、保管方法に関する注意書きがあるため、そちらに従いましょう。メーカーやブランドによっては、ホームページに使い切りの目安などが記載されている場合もあるので確認することをおすすめします。

4.4 シーンによって使い分ける

紫外線対策は1年間を通して必要です。しかし、どのシーンも同じ対策を取るのではなく、季節によって使い分けることをおすすめします。

たとえば、1年を通して日焼け止めを使うなら、肌への負担も考えることが大切です。保湿成分や美容成分が含まれているものは、敏感肌や乾燥肌の人にも向いているタイプです。

 

紫外線が最も強い夏は、ジェルやクリーム、ミルクなどの塗りやすく、塗り直しがしやすいタイプがおすすめです。頻繁に塗り直すことも多いため、伸びがいいものを選びましょう長時間外で活動することが多い場合は、PA値とSPF値が高いものを選ぶのがおすすめです。また、海やプールなど水辺に行く場合は、ウォータープルーフのものを使うと安心です。ただし、ウォータープルーフタイプでもこまめな塗り直しが必要です。また日焼け止めが肌に残っていると負担になるため、クレンジングでしっかり落としましょう。

 

秋冬などの紫外線が弱い時期には、さっと塗って出かけられるパウダータイプやスプレータイプなどがおすすめです。メイクの仕上げにパウダータイプを使ったり、外出時にスプレータイプを吹きかけたりすれば、簡単に紫外線対策ができます。

5.正しい日焼け止めの使い方を知ろう

日焼け止めはさまざまなタイプが販売されているので、使用シーンや肌質によって選ぶことができます。出かける前に一度塗って終わりではなく、こまめに塗り直しましょう。特に長時間日光に当たる場合は、汗などによって流れてしまうため注意が必要です。

正しい日焼け止めの使い方を知って、ノーファンデメイクを楽しんではいかがでしょうか。

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